Ruruacoteの職人naoです
リバーシブルや裏地付きのジャケットを作りたいとき、市販の裏地付きジャケットを参考にしようと思ってもどうやって裏地をつけたのか疑問に思うことはありませんか?
手縫いはなしで、すべてミシンで縫うだけで裏地がつけられます。
ちょっとややこしいところもありますが、手順通りに進めていくと完成しますので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
目次
どんでん返しの縫い方
どんでん返しとは?
ひっくり返すという意味。
洋裁では裏地付き(リバーシブル)のジャケットやベストなどを作るときに同じ形の表生地と裏生地を中表に合わせて縫い合わせ、開けておいた1箇所の返し口からひっくり返す縫い方です。
どんでん返しで縫うメリット・デメリット
メリット
・裏地をつけることによって縫い代の始末が不要
・表と裏が同じ型紙を使えるので簡単(見返し不要)
・すべてミシン縫いでできるので手まつり不要で簡単
デメリット
・手順が複雑で覚えるのが難しい
・縫う順番を間違えるとひっくり返せない
どんでん返しで縫うと作りやすいもの
・リバーシブルのベスト・ジャケット・コート
・ベビー服など
ベビー服の裏地付きジャケットの縫い方
裁断する
フード付きジャケットの型紙で表生地と裏生地を同じ大きさに裁断する (今回は表生地のみウサギの耳を挟み込んで縫う)
表生地と裏生地を縫う
- 表生地の両肩を縫ってから両袖を縫い付ける
- 同じように裏生地も縫う
フードを縫う
- フードの表生地はウサギの耳を挟んで縫っておく
- フードの裏生地と表生地をそれぞれ中表に合わせて後ろ(曲線)を縫う
- フードの表生地と裏生地を中表に合わせて前(直線)を縫い、表に返してステッチをかける
本体を縫う
- 衿ぐりにフードを挟み込んで表生地と裏生地を中表に合わせクリップまたは待ち針でとめる
- 両袖口を縫う
- 前端から衿ぐりを続けて縫う
- 襟ぐりのカーブに切り込みを入れる
- 縫い代をアイロンで割る
- 表に返してからアイロンで整える ※前端〜衿ぐり、両袖口が繋がっている状態
袖下〜脇を縫う
- 袖下から脇を縫わなければならないので、もう一度裏返して表生地と裏生地がそれぞれ中表になるように畳みなおす ※衿ぐりと袖口で表生地と裏生地がつながつていればOK!
- 左右の表生地と裏生地の脇から袖下をクリップまたは待ち針でとめる ※この時表生地と裏生地を一緒にとめないこと!
- 左右の脇から袖下を縫う
表に返す
後ろ身頃から手を入れて表に返す ※この状態だとまだ裾が縫われていない
裾を縫う~どんでん返し
- 裾から手を入れて、もう一度裏返して中表になるように裾の表生地と裏生地を合わせて返し口を残して縫う
- 残しておいた返し口から身頃を引き出し、表に返してからアイロンで整える
ステッチをかける
前端・衿ぐり・裾にステッチをかける
スナップをつけて完成!
- 前端にプラスナップをつける
- 左胸にレースの飾りをつけて完成!
まとめ
どんでん返しの縫い方は手順を覚えるのがちょっと大変ですが、覚えてしまえば裏地付きを作るのが楽しくなります。
大人のジャケットでも応用できますので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
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